田辺三菱製薬株式会社は、難病患者団体およびその支援団体の活動を支援する「田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラム」の第13期助成先を発表しました。今回は13団体の事業に対し、総額909万円の助成が決定しています。

プログラムの概要

「田辺三菱製薬 手のひらパートナープログラム」は、2012年に創設された企業市民活動の一環です。このプログラムは、国内における療養・就学・就労など、難病患者の生活の質(QOL)向上に取り組む団体への助成制度として機能しています。

第13期の助成先

今回選ばれた13団体は全国各地に所在し、様々な難病に関する支援活動を展開しています。助成額は最低26万円から最高100万円までとなっています。主な助成先には以下のような団体が含まれています。

  • 北海道小児膠原病の会:膠原病をもつ子どもと家族の生活調査および教職員とのコミュニケーションツール作成
  • 全国ポルフィリン代謝障害友の会:冊子「ポルフィリン症ハンドブック(下)」の作成
  • 日本ALS協会:ALS患者・家族および支援者に対する療養情報の提供事業
  • 特定非営利活動法人 三重難病連:地域難病相談会と看護学生を対象としたサマースクール
  • 再発性多発軟骨炎(RP)患者会:保険適応薬剤獲得プロジェクト

活動事例

プログラムの一環として、助成団体間の情報交換や交流を促進するため、毎年助成事業報告会が開催されています。昨年の第11期報告会からは、以下のような活動事例が紹介されています。

  1. 就学/就労等、社会参加を支援する活動
    • 岡山県難病団体連絡協議会による「難病患者の就労と労働環境を考え支援するためのシンポジウム」
  2. 難病患者のQOLを高め、生きがいを創出する活動
    • 特定非営利活動法人 iCareほっかいどうによる「発話が不明瞭な神経難病者に対する『自分の声ソフト』活用による社会参加促進事業」

田辺三菱製薬は、このプログラムを通じて患者さんとご家族の闘病を支え、一人ひとりの生きがいや未来に向けた夢の実現をサポートしていく方針とのことです。

ソースURL: https://www.mt-pharma.co.jp/news/2025/MTPC250516.html

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