久留米市では、指定難病の医療費助成を継続して受けるための受給者証更新手続きについて、2025年5月20日に最新情報を公開しました。有効期間が終了する特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちの方は、期限内に更新申請が必要です。
更新手続きの流れ
福岡県がん感染症疾病対策課から、現在受給者証をお持ちの方へ5月末に更新手続きの案内が郵送されます。これらの書類は6月上旬に届く予定となっています。更新申請に必要な書類については、「特定医療費(指定難病)受給者証 更新申請のご案内」というパンフレットに詳細が記載されています。
申請に必要な書類
更新申請には、指定の申請書類のほか、マイナンバーカードをお持ちの方は特に注意が必要です。マイナ保険証の場合、券面情報だけでは医療保険の加入情報を即時に確認できないため、申請対象となる方全員分の資格情報が分かる書類の写しの提出が必要となります。
久留米市における難病医療費助成制度について
久留米市にお住まいの方は、久留米市保健所へ申請し、福岡県で承認された場合に特定医療費(指定難病)受給者証が交付されます。この制度は、平成27年1月1日から施行された「難病の患者に対する医療等に関する法律」に基づいており、原因が不明で治療方法が確立していない難病のうち、国が定めた指定難病について患者の医療費負担軽減を目的としています。
医療費助成の対象となると、患者と同じ医療保険に加入している者の所得割(市民税)額等により、負担上限月額が定められ、それを超える負担分が助成されます。
最新の指定難病情報
令和7年(2025年)4月には新たに7疾病が追加され、現在の指定難病は348疾病となっています。また、令和5年10月1日からは有効期間の遡りが開始されており、診断基準もアップデートされています。
注意点
医療費助成を受けられる医療機関は、所在地の都道府県または政令指定都市から指定を受けた医療機関のみです。また、臨床調査個人票を記載できるのは、福岡県が指定した指定医に限られています。
指定難病の診断基準を満たしていても重症度分類を満たさない「軽症」の方や、すでに医療費助成を受けている方は、福岡県の「指定難病の要支援者証明事業」によるマイナンバーカードを活用した登録者証の発行も可能です。
更新手続きや制度詳細については、久留米市保健所健康推進課までお問い合わせください。