武田薬品工業株式会社が、睡眠覚醒障害の中でも特に「過眠症」に焦点を当てた新たな共創プログラム「ニューロサイエンスチャレンジ」を開始しました。デジタル技術を活用して患者さんやご家族の課題解決を目指すこの取り組みでは、企業・団体からの革新的なアイデアを募集しています。

過眠症の「見えない困難」に光を当てる

過眠症は日中の強い眠気などを引き起こす睡眠覚醒障害の一つですが、症状が「ただの疲れ」や「生活習慣の問題」と誤解されやすいのが現実です。そのため、適切な診断や治療にたどり着くまでに時間がかかることが少なくありません。

武田薬品では、神経疾患があらゆる年齢の人々に影響を及ぼし、深刻な困難と孤立をもたらすことを重視し、特に睡眠覚醒障害、神経変性疾患、希少神経疾患の患者さんの未だ満たされていないニーズに応えることに取り組んでいます。

Plug and Playとの強力なタッグで実現

このプログラムでは、スタートアップの事業成長を支援するPlug and Play Japan株式会社と連携し、デジタル技術による革新的なソリューション創出を目指します。両社の協働により、患者さんとそのご家族がより前向きに日々を過ごせる社会の実現を追求します。

3つの重要な募集テーマ

本プログラムでは、以下の3つのテーマに対する最先端の技術やサービスアイデアを募集しています

①過眠症の認知向上

一般の人々や医療関係者に過眠症についての理解を深めてもらう取り組み

②過眠症疑い患者の適切な医療機関への連携促進

症状に気づいた患者さんが適切な専門医療機関にスムーズにつながる仕組み

③過眠症患者の経過観察・診療支援体制の構築

診断後の継続的なケアや治療効果の確認を効率化する支援システム

参加企業・団体への充実したメリット

選ばれた提案者には、以下の5つの貴重な機会が提供されます。

  • 武田薬品との共同価値検証(Proof of Value・PoV)機会
  • 武田薬品からのメンタリング機会
  • 武田薬品シニアマネジメントへのソリューション提案機会
  • 武田薬品からのさらなる協業機会の検討
  • 武田薬品およびPlug and Playとの交流・関係構築機会

応募締切と詳細情報

応募締切

2025年9月30日(火)17:00(日本時間)

240年の歴史を持つ武田薬品の新たな挑戦

武田薬品工業株式会社は、世界中の人々の健康と輝かしい未来への貢献を目指し、消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域で革新的な医薬品の創出に取り組んでいます。

2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、患者さんを中心に考えるというバリューを根幹とする研究開発型バイオ医薬品のリーディングカンパニーとして、約80の国と地域で活動しています。

睡眠の問題で悩む多くの患者さんとそのご家族にとって、この共創プログラムから生まれる革新的なソリューションは、日常生活の質を大きく改善する可能性を秘めています。デジタル技術の力で医療の課題解決に貢献したい企業・団体の皆さんは、この機会をぜひご検討ください。

ソースURL: https://www.takeda.com/jp/newsroom/local-newsreleases/2025/neuroscience-challenge/

スポンサーリンク
おすすめの記事