山梨県北杜市で、難病や重度の障害を抱える子どもたちとその家族のための心温まるイベントが開催されます1。「やまなし みんなでプラネタリウム」と名付けられたこの特別な催しは、星空を通じて人と人とのつながりを深める貴重な機会となっています。
イベントの背景と目的
このイベントは、難病や障害のある子どもたち、その家族、そして支援者が一緒に星を見上げ、互いの絆を感じることを目的として企画されました。山梨県内では、難病や重度の障害を持つ子どもの家族会やきょうだいがほとんど存在せず、またそれらが点在しているため、連携が困難な状況が続いています。
一般社団法人 星つむぎの村が中心となって開催するこのイベントは、「星を介して人と人をつなぎ、ともに幸せを作ろう」というミッションのもと、すべての人に星空を届ける活動の一環として実施されます。
開催概要
日時: 2025年6月7日(土)13:30~15:30(開場13:00)
会場: あおぞら共和国(山梨県北杜市白州町鳥原2913)および白州体育館
参加費: 無料(プラネタリウムは事前申込制、各回定員30名)
対象: どなたでも参加可能(車いす・バギー使用者、聴覚障害のある方などにも対応、山梨県外の方も歓迎)
充実したプログラム内容
プラネタリウム上映
4mドームプラネタリウムが白州体育館で上映され、11時、11時40分、13時30分、14時10分、14時50分の5回実施されます5。各回30名の定員制で、事前申し込みが必要です。
多彩なワークショップ
交流棟では、サンキャッチャーづくり、地球ゴマや星座カードなどの体験型ワークショップが開催されます。
音楽とエンターテイメント
外ステージでは「芳晴&じゃがたらーズ」による音楽ステージや、クリニクラウンステージが予定されています。中庭では音あそびコーナーやおもちゃあそびコーナー、森探検・あおぞらコテージ見学なども楽しめます。
安心して参加できる環境
会場には看護師が待機する「保健室」が設置されており、誰もが安心して参加できる環境が整えられています6。雨天の場合は、すべてのイベントが白州体育館で行われる予定です。
主催・協力団体
主催: 一般社団法人 星つむぎの村・難病の子ども支援全国ネットワーク
協力: 認定NPO法人日本クリニクラウン協会、つゆきグループ、多機能型重症児デイサービスぱるぽるか
後援: 山梨県、北杜市
このイベントは、星や宇宙がすべてのいのちのふるさとであり、そこから生まれた一人ひとりのいのちがみんな平等であるという願いのもと開催されます2。同じ星空の下で生きる存在であることを実感し、お互いが出会い、つながる場として、多くの方の参加が期待されています。
ソースURL: https://mainichi.jp/articles/20250527/ddl/k19/100/224000c