100万人を超える難病患者さんたちに新たな希望をもたらす医療技術の発展について学ぶ、貴重なセミナーが開催されます。医療従事者の皆さんにとって、最新の知識と技術を身につける絶好の機会です。
難病医療が直面する現実
深刻な患者数と課題
日本では指定難病患者が少なくとも100万人以上と推計されており、その多くが発症原因や治療法が未確立という困難な状況にあります。確定診断に至るまでに長期間を要することも珍しくない現状があります。
ゲノム医療の革命的進歩
しかし、近年のゲノム解析技術の劇的な進歩により状況が変わりつつあります。網羅的な遺伝子評価が可能となり、一部は保険適用の対象にもなったことで、希少難病の原因遺伝子同定や病態解明が飛躍的に進展しています。
第1回難病医療推進センターセミナー概要
基本情報
- 開催日時:2025年8月29日(金)17:10〜18:10(受付16:40から)
- テーマ:「難病医療とゲノム医療の接点」
- 参加費:無料
- 定員:40名(事前申込制)
講師陣
- 講師:大阪大学大学院医学系研究科保健学科成育小児科学准教授 山本賢一先生
- 座長:医誠会国際総合病院難病医療推進センターセンター長 大薗惠一先生
参加対象者
- 医師
- 看護師
- 薬剤師
- メディカルスタッフ
会場とアクセス
会場
i-Mall 南棟ヘルシーカフェさくらテラス 2階サロン
大阪市北区南扇町4-14
交通アクセス
- 大阪メトロ堺筋線「扇町」駅(5番出口)徒歩3分
- JR環状線「天満」駅徒歩7分
- JR「大阪」駅徒歩14分
申込方法と締切
- 申込締切:2025年8月28日(木)中
- 申込方法:専用フォーム(掲載元をご確認ください)
セミナーの価値と内容
専門知識の重要性
ゲノム解析の手法や結果の理解、患者や家族への説明には専門的な知識が必要であり、ゲノム医療や遺伝カウンセリングの需要が急速に増加しています。
講演内容
山本賢一先生が難病医療におけるゲノム医療の最前線について詳しく解説し、診断から治療、そして患者支援へとつながる今後の展望を共有します。
医誠会の包括的な取り組み
難病医療推進センターの体制
医誠会国際総合病院の難病医療推進センターには10診療科14名の医師が参加し、院内スタッフや地域医療機関をつなぐネットワーク構築に積極的に取り組んでいます。
組織の規模と実績
医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の大規模体制で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しているとのこと。
救急医療への取り組み
24時間365日体制で救急医療を提供し、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で幅広い救急患者の受け入れを行っています。
今後の展開
シリーズ化の予定
今回のセミナーは難病医療推進センターセミナーシリーズの第1回として位置づけられ、今後も年3回程度の開催が予定されています。
ソースURL: https://www.excite.co.jp/news/article/Atpress_454485/