本日6月14日は世界献血者デーです。この日は、世界保健機関(WHO)が定めた国際的な記念日で、献血者の皆様への感謝と敬意を表すとともに、献血活動への意識を高めることを目的としています。
今年のテーマ「Give blood, give hope: together we save lives」
2025年の世界献血者デーのテーマは「Give blood, give hope: together we save lives」(血液を贈り、希望を贈る:共に命を救おう)です。このメッセージは、献血が単なる医療行為ではなく、人と人をつなぐ希望の架け橋であることを表現しています。
献血の重要性
病気やけがの治療のため、輸血や血液製剤を必要とする人たちが数多くいます。献血で集められた血液は以下のように活用されています。
- 半分:輸血用血液製剤として使用
- 残り半分:血漿分画製剤として使用
これらの血液製剤は、それぞれ異なる治療を必要とする患者さんに提供され、多くの命を救っています。
世界各国での取り組み
毎年6月14日には、世界各国で献血啓発活動に関する様々なイベントが開催されています。これは世界保健機関が執行する公的なグローバル・ヘルス運動デーの一つとして位置づけられており、世界保健デー、世界結核デー、世界免疫週間、世界マラリアデー、世界禁煙デー、世界肝炎デー、世界エイズデーなどと並ぶ重要な記念日です。
日本での献血推進活動
日本血液製剤機構(JB)は、引き続き日本赤十字社の献血活動を応援し、献血の普及・啓発を推進するため、献血サポーターとして献血活動へ積極的に協力していくことを表明しています。
献血は、特別な技術や資格を必要とせず、健康な方であれば誰でも参加できる社会貢献活動です。一人ひとりの善意が、多くの患者さんの命を支える大切な医療資源となります。
献血についての詳細は、日本赤十字社のホームページで確認することができます。この機会に、ぜひ献血へのご協力をご検討ください。