茅ヶ崎市の難病の方の災害対策のページが令和7年7月22日にて更新されておりましたので取り上げます。

災害はいつ、どこで起こるかわかりません。特に、難病を抱える方やそのご家族にとって、日頃からの備えは命を守るために不可欠です。神奈川県茅ヶ崎市では、そうした方々が安心して災害に備えられるよう、独自の支援ツールを提供し、きめ細やかなサポートを行っています。

自分のための「防災スケジュール表」を作成しよう

茅ヶ崎市が特に力を入れているのが「マイ・タイムライン」の作成支援です。

マイ・タイムラインとは?

台風の接近などで河川の水位が上昇するような状況を想定し、「いつ」「誰が」「何をするか」を時系列で整理しておく、いわば『自分専用の防災行動計画』です。洪水などの水害は、ある程度事前に予測が可能な災害です。そのため、あらかじめ行動計画を立てておくことで、逃げ遅れを防ぎ、安全な避難につなげることができます。

難病の方に特化したシートを用意

市では、難病の特性に配慮した「マイ・タイムラインシート」を作成しています。

  • 病気によって転倒しやすい、移動に介助が必要など、個々の事情を書き込める
  • 必要な物や準備しておくべきことを、選択式・穴埋め式で簡単に作成できる
  • 家族や支援者と一緒に、具体的な避難計画を立てられる

このシートは、高齢の方や障がいのある方でも活用できるよう工夫されています。

人工呼吸器などを利用している方へ

人工呼吸器をはじめとする高度な医療機器を日常的に必要としている方々のために、市は「災害ノート」というツールも用意しています。これは、平時から避難のタイミングや方法、持ち物などを具体的に準備し、いざという時に慌てず行動できるようにするためのものです。

大切な命を守るために、今からできること

茅ヶ崎市の取り組みは、難病を抱える方々が災害時に「早めに避難する」ことの重要性を伝え、そのための具体的な方法を示しています。

市が配布しているリーフレットや「災害対策用 療養情報手帳」などを活用し、日頃から家族や支援者と話し合い、自分や家族の命を守るための準備を始めておくことが大切です。

これらのツールに関する詳細や相談は、茅ヶ崎市保健所が窓口となっています。自分や大切な家族を守るため、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

ソースURL: https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kenko/1030596/1037730.html

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